2021.05.28tension

1995./ acrylic on canvas,1940x1305mm
Toshiaki Shibata Collection, Japan.

Exh. 1995.   he Sinseisaku Art Society Exhibition, Tokyo Metropolitan Museum of Art.

1997.   The Museum of Tokyo National University of Fine Arts and Music.

Lit. 1995.   Catalogue of The 59th Exhibition of SHINSEISAKU , p.137.

1997.   Catalogue of The Toshiaki Shibata’s Exhibition of the Doctor Course at Tokyo National University of Fine Arts and Music, p.4.

この作品で、位相、転位というコンセプトを、ようやく形にすることが出来たと思った。しかし、これまでの重たいイメージの「フラクタル絵画」から、突然変化したため、「軽くなった」という批判も浴びた。当時の時流としては、世紀末的な暗い絵画が流行していたにもかかわらず、ソフィスティケートされた都会的美意識を追究するコンセプトにシフトしていった。まず、構成要素である人物は”VOGUE”など、外国のファッション誌から引用、明度分解したドローイングを再構成し、色面化してゆく。テーマにこれまでのような物語性は持たせない。複合的な視覚表現として、形態を重層的にあらわし、重なって生み出された形は重ならない形と等価に扱い、「造形性の追究」を第一に考えるようになっていった。