2021.05.28face I

2004./ acrylic and colour pencils on canvas,335x240mm.

Exh. 2004.   Gallery Miyuki, Tokyo.
2005.   Gallery Bankaku, Nagoya.

日本画家の佛淵静子氏から、私の生徒をデッサンしたい、という依頼があったので、私も一緒に描くことにした。二人とも丁度、同時期に個展をひかえており、同じモデルを使ってどう描くか、お互いに競ってみることにした。マチエールを下地段階から工夫し、「ネフスキー大通り I・II」よりも、さらに色調を抑えて、繊細な空気感を表現してみた。イメージとしては、すっかり色あせてしまった、板に描かれた古い大和絵の感じ。「二つの自画像と都市」時代の色調に、感覚的に戻ってきた部分もあると思う。もっとも、あの頃とは調子の使い方が全然違っているが。そういえば、最近ちょっと日本画っぽいテクスチャーを意識したりするのは、佛淵氏のせいかも知れない。